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永訣の朝
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2009.09.30 Wednesday 21:03
あめゆじゆとてちてけんじゃああぁぁぁ!!
この間のフィクションの公演「ディンドンガー」で山田さんが叫んでいた言葉。
恥ずかしながら、僕は無学なため、これが宮沢賢治の「永訣の朝」という詩の抜粋であることを知らなかった。
そのシーンを見ながら山下さんはどうやってこんなおもろい台詞を考えたんやろ、それにしても山田さんはおもろいなあとそんなことを考えていた。
時折はっきりと聞こえる
「とてちてけんじゃあ!」
という言葉は頭から離れず、「けんじゃ」という音から「賢者」という言葉を連想し、そのなんとも崇高な響きがあの熱っぽく語る男と相まった時、僕には彼が何かの宗教の教祖さまのように見えた。
実際には彼は役者で、詩の内容も宗教のそれとは全く関係がないと思われるが、彼は一体何を演じていたのだろうか。なんか書いてるうちにすげえ気になり始めた。
「あめゆじゆとてちてけんじゃ」
詩の中で妹がこう言います。いや言ったのか囁いたのか、それとも心の声なのか、それがなんだったのか僕にはわかりません。
ただ言葉自体の意味は
あめゆきとってきてください
それは病床の妹のお願いでした。
同じ笑うならやっぱり意味もわかって笑いたいもんです。でもわかってたらあんなにバカ笑いはできなかったかも。
写真は甥っ子のあきらくん。写真見てたら出てきたのでなんとなく。大阪に住んでるのに広島カープの大ファンという非常にデンジャラスなやつです。
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夜ばい棒
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2009.09.30 Wednesday 00:20
そろそろ忘れる前にこの話をしなくては。。
以前にも登場した、ヤップ島で先生をしている山川君に聞いたお話。
かの島では男性が個々で形の違う長い棒を所有しておるんだそうだ。
その名前は
「夜ばい棒」
しかも現地でもそれを日本語で「よばいぼう」と呼ぶ。
「夜ばい棒」
なんとも淫びで魅力的な響きではないか。
秋の夜長に妄想が膨らみます。
しかしこの「夜ばい棒」、以外と健全なものらしいので安心して下さい。
これは女性に愛を告白するための棒らしいのです。
なんで棒で告白やねんと思ってしまいますが。
まず初めに、日中にその棒を好きな女性に挨拶がてら見せておくのだそうだ。
で、夜になったら男性が窓からその棒で女の人をツンツンとつつきます。
ツンツンて。
やっぱ、なんかやらしい。。
女性はその棒がもし気に入った男性の形の棒ならば、その棒を引っ張ってその男の告白を受け入れたことを意思表示します。
逆に寝てる女性から何も反応がなければゴメンなさいということになり、男性は悲しく帰宅となります。
「夜ばい棒」とは名ばかりの、なんとも正統派な使い方であります。
ちょっとツンツンしてみたいと思ったのは僕だけでしょうか。
ああ、山ちゃんも今ごろツンツンしてるんかなあ。
夜がどんどん長くなっていく今日この頃、皆さんはいかがお過ごしですかあ?
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履歴書
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2009.09.29 Tuesday 02:48
深夜にアルバイト応募用の履歴書を書いている。。
さっき履歴書をコンビニに買いに行った。
履歴書をレジに持って行った僕を見る彼の眼が、なんか優しく感じたのは気のせいだろうか。。
正直、無職の僕はレジの中のアナタに劣等感を抱いてしまった。
ああ、今ごろアナタは隣にいたバイトマンと
「あのオッサン履歴書買って行ったでええ。」なんて話しているのですかあ。
あ、さっきまでシトシト降っていた雨が上がった。
さてさて、この10年これといってちゃんと仕事をしていないので職歴に書くことが何もない。資格もない。無い無い尽くしのナイナイサーティーシックス、これがシックスティーンならまだまだ前途洋洋だが、今の私はシブガキ隊もあきれるほどに何もない。
ううん、こんな煮詰まった時はヨガに限る。
唐突だけど。
TSUTAYAの百円セールで借りたヨガDVD。外人のお姉ちゃんと一緒に呼吸を落ち着けます。
板の間でやるヨガは予想以上につらいので、ヨガマットが欲しい今日この頃。
ヨガを終え、おお、なんか生きててよかったとまで思えてしまうこの単細胞の俺はかなりめでたい。
さっきまで突き付けられていた冷たい氷河期のような現実にクロマニョン人が、ほのかに暖かな火を灯す。よし、、とにかく書こう履歴書。
あ、テレビでマンUの試合がやってる。そう言えば達子さんにもらったこのテレビはなんとBSが見れる。
人生初のNHKBS。野球やらアメフトやらサッカーやらが観れてマジで嬉しい。
達子さん、本当にありがとうm(__)m 感謝。
芝居稽古頑張ってください。
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お芝居やります
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2009.09.27 Sunday 11:28
「約30の嘘」というお芝居を11月にやります。
出演者は、水津聡 東誠一郎 大山茂樹 石川慶太 松本リキ 栗栖綾濃
日程会場などは後日改めて載せます。
「約30の嘘」というお芝居は劇団MONOの土田英夫という人が書いた戯曲です。
内容は6人の詐欺師が集団詐欺を働きに北海道に向かう、その行きと帰りの列車の中でのお話です。
別段、感動や大笑いがあるお芝居ではありませんが気楽に観れる内容じゃぁないですかね。
そんで気楽に観れる作りにしようと思ってます。
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食べ歩記
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2009.09.26 Saturday 19:14
日差しは暑いのに風が冷たい。
全身で受けとめるこのアッフォガード感。
暑いのに冷たい。
冷たいのに暑い。
なんか、ちょうどいいよな悪いよな。
秋晴れの午後。なんか秋らしい気の利いた言葉でもと思い浮かんだのが
郷愁
確かに漢字に秋という言葉は入っておりますが、季節の秋となんか関係あるんでしょうか。
でも秋の心とあるようになんとなく今の季節にしっくりくるんです、この郷愁って言葉。
北海道ウォーカーでスープカレー屋特集があって期間内は半額で食べられるということで、ワンコインを持って4軒ほど訪ねてみた。
僕にとってスープカレーというジャンルはなかなか難しい。
以前に富良野でも二軒ほど試しました。
そのうちの一軒は、それが僕にとってのスープカレー初体験だったわけだけれども、このスープはどうしたらこんなにコクのあるものになるのかと言うぐらいとてもおいしくて、おお!スープカレーやばし!!とハマりそうになったのだが、二回目に訪れた時のそれはただのコンソメスープみたいなものに早変わりしており、後でスープカレーというものは味が安定しにくいらしいとは知ったのだけれど、その時の裏切られ方ったらなかったわけで、そういうわけで僕はスープカレーに対してあまりよい印象を持っていない。
初めての印象が強すぎて、だからスープカレーを食べる時にはどうしてもカレー風味のスープで食べる野菜とご飯以上のものを期待してしまう。が故に、その値段と出されたものが自分の中で釣り合わない。
だけどそんな自分がもう嫌なんで、ここらでスープカレーを求道するのは止めようと思った。そういう思いで今回食べ歩いた。
ワンコインで食べさせていただいたスープカレー屋さん、全ておいしかったです。
それにしても札幌には山ほどのスープカレー屋さんがありますねえ。いつか全店制覇してリピーターになりたいお店を見つけたいです。
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今年も。
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2009.09.19 Saturday 14:45
今年も富良野演劇祭に参加する事になった麓郷中学校。
しかし、今年が最後の参加になるかもしれないそうです。
なんせ全校生徒が13人しかいない学校なんです。
あっ、中央にいるピカリん君は中学生ではありませんから。
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秋の空。
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2009.09.16 Wednesday 19:28
山が燃えちょります。
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食欲の秋
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2009.09.14 Monday 15:25
目の前を黄色い葉っぱが、制御がきかないヘリコプターのようにきりもみ状に落ちていく。イチローは9年連続200安打の大リーグ新記録を打ちたて、数分後にはアナウンサーが、これが10年連続だと回数でピートローズに並びそれが連続だともう誰も彼の記録は破れないだろうと言った。
もう来年の話かよ。。
季節外れの白のタンクトップを来た僕は駅の構内に貼られているポスターの中に同じタンクトップ姿の手から爪を生やしたヒュー・ジャックマンを見つけ
「どっちが先にやめるか勝負だな」
と呟く。まあ相手は人間じゃないので勝ち目なんてはなからあるはずがないのだけど。。
写真は琴似のラーメン屋
「ふくべ」
みそラーメン。
見ての通り上に乗っかった野菜がヤバイです。これで750円普通盛り。野菜無しも選べます。
野菜ばかり食べてると麺がのびちゃうぞお
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水に油 糠と釘
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2009.09.12 Saturday 00:17芸術の秋です。昨日のディンドンガーに引き続き、今日は琴似のコンカリーニョでイナダ組新作
「水に油 糠と釘」
を見て参りました。
ドキドキする劇でした。銃口を突き付けられてドキンとしたり、バットで殴られて心臓がキュッとなったりしました。
あの瞬間、僕のか弱い心臓は八割方止まりました。
たぶん十人ぐらいはあの世に行ってまた戻って来たんじゃないかと思います。
あれはイナダさんの怒りやね。怒りの、憤りの、どこにも当てどころのない悲しい一撃。
帰って来たら映画「ワールドトレードセンター」がやってました。
どうしようもなくて自ら命を絶つ人々がいる一方で、その映画の中で人々は必死に生きようとしていました。
八年前、9.11の次の日、あの時僕は丸太小屋建築の仕事をしていたため、富良野の麓郷の作業場に向かった。棟梁はまだ来てなくて、ひょんなことからチェーンソーに入れる混合油をこぼしてしまった。
僕は何を思ったかそこに火を着けた。いや、火の着いたマッチを落とした。いや、吸ってたタバコを投げた。
あんまり覚えてないけど、それらしいことをした。のだと思う。
今でもなんでそんなことしたのかわからない。ちょっとした好奇心だったに違いない。
そして、燃えた。それは確かだ。不確かな記憶もそこははっきりしている。
ガソリンじゃないからそんなにと思ってたら甘かった。
しかもそこはチェーンソーで出た木の削りかすで一面覆われた作業場。2メーター先には5月の皮剥きから始まり、汗水涙鼻水垂らしてようやく組みあがった丸太小屋が。しかも外注の。うん千万の。
焦った。なまら焦った。
炎は膝上ぐらいまで上がった。
うおーっと叫びながら踏んだ踏んだ。踏みまくった。
踏みながら、頭の中に新聞の見出しが浮かんだ。
「麓郷で丸太小屋炎上、北の国から再び!!」
もうワールドトレードセンタービルどころではなかった。最後は体を地面に叩きつけ、気が付いたら火は消えていた。おそらくガソリン成分が燃え尽きたのだろう。
この日が来るたびにあの火のことを思い出す。丸太小屋が燃えなくて本当によかった。。
僕はこんな感じで申し訳ないが、911で亡くなった方々のご冥福を心からお祈りします。
イナダさん、次回は笑いたいです。
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ディンドンガー
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2009.09.10 Thursday 22:30見てまいりました。
Fiction vol.31
「ディンドンガー」
at シアターZOO
それにしても小劇場というのは苦手だ。映画館とかと違って空気が緊張感に満ちていると感じるのは僕だけだろうか。
客で見に来てるのにこの落ち着かなさ。
役者なんかやってるからなのかなあ。
まあ、そんな空気も始まってすぐに山下さんにブチ壊していただきましたが。
やっぱりその場で起こってるものは面白い。そして山下さんはやっぱり凄い。
芝居を見てるとは思えないこの生々しさは一体なんなんだろう。
山田さんは合間合間でブレイク気味に登場してくれて笑わせてくれます。
山田さん、見るたびに無駄なものが削ぎ落とされていくような、最高でした。
後輩のユースケは仕込みの時寝ぼうして遅刻してきたことへの怒りを忘れさすぐらいに、頑張ってたというか、やっぱこの人も役者さんやなあと思わされました。
物語はオムニバスのように短いシーンの連続でラストに近づくほどにそれらが繋がるといった感じです。
終わったあとに広瀬さんに答え合わせをするようにあれはああいう事ですかなんて聞いて、おおやっぱりなんて思ってたらその瞬間、頭によぎったのは、そんな筋書きの答え合わせなんてどうでもよくて、逆に自分が思ってた通りだったのがとても残念というか、意味がなくて、大切なのは今さっき体験した二時間の中でぐるぐると頭やら体を回っていた何かなわけで、ああ、しょうもないこと聞かんかったらよかった。
ディンドンガー、不思議で面白かったっす。
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