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『谷っ記/ロード 知覧にて』
初めての知覧公演。

終演後、あたたかく、ひとなつっこい人らとの交流会は、なんか、古きよき日本人に会ったようで、ああ、こおゆうあったかい人びとのいるところから特攻の者らは飛んでいったのかと、それはそれで報われない中にも救われたことだったろうと、とっても勝手に思いをはせてみたり。

知覧は最近3つのまちが合併したらしく、すぐとなり町だったとゆうのにアクセントが違っていて何言ってるかわからなくて、全くアウェイだったと笑いあっていたけれど、すいつ耳にはどちらも同じようにしかヒアリングできず、笑えた。

5時になればさっさと仕事を終えて釣りやら畑に行ってしまったり、一軒家だろうと3万以上の家賃は高いところだったり、ご当地の芋焼酎をお湯で割るのが好きだとゆったら、氷でなくお湯で割るとゆう我が割り方をやってくれてるとゆうことに驚くほど喜んでくれたり、若者がじいさんばあさんの喋る言葉がわからなくなってきているから、親としては子になんと言われようが土地の言葉を喋り通すのだとゆう決意を聴いたりして、知覧に流れている気風やら時間やらを垣間見た気がした。

そおゆうカルチャーに触れたこと、特攻隊を通して色々感じたこと、大事にしようと思った。

来れてよかった。
とってもよかった。

ありがとうございました。

ちらん。

なんかかわいい名前だ。

すいつ

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知覧に数ある燈籠の中のひとつ、ヘビースモーキングクラモトによる献燈。
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『谷っ記/ロード 九州シリーズ2/4 知覧』
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鹿児島の知覧に到着。

ちらん、とゆう。

第二次世界大戦中、特別攻撃隊、すなわち特攻隊の基地があったところで、現在は特攻平和会館の遺書や写真などで当時を伺い知ることができる。今夜はその横で公演。

平和会館内をぐるり見学し、すいつよりもはるかに若い者らの死を決意した遺書やら、自らがミサイルとなって突っ込んで逝った者らの笑顔や凛々しい顔を見、たまらない気持ちになった。

会館に訪れた人が、好きなことを書いていい、寄せ書きノート、なるものがあり、23日付けで、

国の上の人達
なんで戦争するの?
教えて

と、鉛筆の強い筆圧で書き込まれており、ほんとに、なんでなんだろ、どうなんだろ、ほんとのところ、と思った。

夏は、再び『歸國』をやる。彼らの何らかの代弁者になることができたらいい。

さて、まもなく知覧公演。
題目は『谷は眠っていた』

すいつ
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『谷っ記/ロード 南下ばしよると』
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熊本八代付近のパーキングエリアでみつけた目にたのしい柑橘類の群れ。

そばによると、香りがただよってきてさわやか〜な気分になる。

柑橘系の香りは鬱にいい、らしい。

さきほど遅刻したトーリョーオニツカは、売店で朝飯らしきものを買ってい、目が合うとにんまりとしていた。

ふふふ。

緑がもりもりとした山の道をトンネルをいくつも抜け、白い霧の中を更に南下中。

あああっと、眼下に桜?らしきもの?発見?ちがうの?

すいつ
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『谷っ記/ロード 遅刻スマイル』
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おはようたい

今くさ、福岡から熊本経由で鹿児島へと向かいよるけんね

ちょっち長旅じゃから、朝も早かったばってん、トーリョーオニツカ不在だったくさ、あれれまさか遅刻なんてそげんこつなかやろね思っとったばってんくさ、はち切れんばかりのスマイルで六分オーバーで登場しよったけんね、バスで待っちょったキャスト全員もスマイルで迎えたばい。特に、二度の遅刻で暫定遅刻王の竹内選手は、大喜びしとったと。

愉快な朝っちゃ。

すいつ
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『谷っ記/ロード 25時過ぎ着』
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いやあ、甘木、1080席にあとひといきのものすごい人、奥の奥まで人がいたばい。

ありがとうございました!

バラシてスタッフは今夜そのまま鹿児島県知覧へとゆく。25時をまわるとゆう。
おつかれさんですたい。

すいつ
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『谷っ記/ロード 九州シリーズ1/4朝倉市甘木』
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阿波踊りの稽古。微調整をする子ら。


九州シリーズ第一弾、「地球、光りなさい!」以来の甘木。

かつて、そのツアーで、15期有門正太郎君が、九州育ちだとゆうことで、セリフを九州弁でやることになったんだけど、本番でパタリとセリフが出てこなくなって、目を白黒させていたのはここだった。

2期生山下澄人さんが深夜、宿の外の自販機に買い物に出たら、自動ドアから閉め出され、寒さに震えていたのはここだった。今回あの宿は建て変わっていた。

沼田選手不在で、やぐらが今一つ安定しない。穴を埋める竹内選手に代わり15期生伊藤拓選手に変更、入念な練習が行われた。

お客さんはかなり入ってるらしい。九州シリーズ一発目、ばっちり決めていこうと思う。

すいつ
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『谷っ記/ロード こっから春/磐田』
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ホテルの上空に月。ふくらんできてる。もうすぐ満月。


磐田。
いわた、とゆう。
地元の人らは、「わ」ではなく、「い」にアクセントをつけて発音する。ジュビロ磐田の本拠地で、コンサドーレ札幌に移籍した中山選手がもといたところ。

まだ雪残る会津から来たら、季節がひとつ進んだ。ちなみに、今から20度の福岡に飛ぶからまた季節がひとつ進むはず。桜はまだだけど、たわわに実る柑橘類、ソテツやらアロエやらの緑が、目にたのしい。

ニングル、屋根、地球光りなさい!、に続いて4回目の場所で、1500席、富良野の5倍。心しないと会場の隅々まで届かない。届かなければぼくらのマスターベーションになってしまいかねない。

15年くらい前、ニングルで、はじめて全国公演に参加したとき、声小さいわ、届かへんぞ、と、2期山下澄人さんにぽそりとゆわれたのはここではなかったか。

10年くらい前、屋根で来たとき、楽屋前の通路に座って半紙で雪作りしながら、腸炎が治りかけだったので、ブーブーと派手に屁をこいて、一緒に作ってた9期高橋史子さんがあきれながらも爆笑していたのはここではなかったか。

すっかり忘れていたことを色々思い出す。

25期沼田晃平選手が開演間際に再び体調を崩し、また急遽色々組み直し。組み直しも、手慣れてしまった。沼田選手は度重なる不調のため、実家埼玉にて、静養せいよー、とゆうことになり、九州シリーズ不参加となった。

色々ある。

1500人は入んなかったけど、ものすごいたくさんの人が来てくれたし、予想以上の反応だった。また来たい磐田。

ありがとうございました。

一路福岡へ。

すいつ
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『谷っ記/ロード 会津若松』
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赤い丸い椅子がかわいい。中央に座るは25期生何でもつくっちゃう小道具マン筆本聡選手。


会津若松の小屋は、とっても、音のかえり、とゆうか、響き具合、が舞台上でぱちっとくる場所だったから芝居に集中できた。

おまけに小屋のデザインが、大阪万博の頃の近未来風な、とゆうのは一人勝手に思ってただけなんだけど、70年代的な宇宙船的な形やら色やら椅子やらで、自分の中にいる子供がウキウキする造りだったので、古いながらの勝手の悪さなど気にならない、とゆうか、壁やら床やら継ぎ目なくてきれいだったりトイレがウォシュレットだったりの、何でも揃ってるような新しい建物の場合、確かに使い勝手は良いが、無表情な現代人的な感じがして物足りないから、染みだらけで独特の臭いがする築30年以上の小屋の方がなんだか味があって落ち着くから、いい。

けど、やはり、使い勝手は、不馴れだと色々と問題あって、ゆうべは、暗転中のハケでてこずった多くの者らが、終演後、普段は寡黙なトーリョーオニツカに派手にどやされていて、ツアー半ば身が引き締まった。問題のシーンはトーリョーオニツカのボクシングのすぐ前だったとゆうのもあった。

この芝居は、シーンを駅伝のタスキのように後へ後へとつなげた結果はじめて大きなうねりを持ったドラマとなる。役者、スタッフ全ての者らが集中していかないと、気のゆるみが全てを壊しかねない。
この先、最後の最後まで肝に命じていかなければ、と思った。

すいつ
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『谷っ記/ロード あおぞらの下で』
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晴れた。春の陽気。気持ちいい。猫になる。


今日は、会津若松市からバスで崖っぷちの道を1時間半、南会津町。あれよあれよとゆうまに雪景色。

とっても立派な劇場で、舞台も演劇工場より広い、かも。

お客さんは少ないけど、白虎隊を呼んでますから、とクラモト。

おお、あの青年たちが。といいつつあまり知らなかったので、併設の図書館で調べてたら、あの、すいませんが本の臭いに反応してしまい、便意を催し、調べもの半分になってしまったけれど、彼らに贈ろう今日の舞台。
合掌。

すいつ
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『谷っ記/ロード 南会津町に見にゆこう!ヤァ!ヤァ!ヤァ!』
会津シリーズの1コ目、南会津町公演がヤバいらしい、とゆう情報が入った。

800席中、100席売れていない、らしい。って、ええええええええええええええええ。
どなたか近隣にお知り合いでもおりはしまいかとダメ元で、こう告知しとるわけなんだけれど、どうかなあ。(お安くしまっせ!)

どこでもドアさえあれば、色んなとこから呼べるのになあ。

ちなみに、明日21日(日)の会場は、御蔵入交流感文化ホール、開演14時!

すいつ
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